放射線治療と副作用とは?副作用の症状と上手な付き合い方を解説
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放射線治療と副作用とは?副作用の症状と上手な付き合い方を解説

放射線治療と副作用は切っても切り離せないものですが、副作用の症状の出方には個人差があり重い症状が出ることもあれば全くでないこともあります。ここでは放射線治療のメリットデメリットや副作用とその対処法について解説します。

放射線治療はどんな時に行われる?

がんの治療

がんの治療

細胞分裂が起こる時に必要な遺伝子に放射線が働きかけることで、がん細胞を増えないようにしたり消滅させたりする治療法です。X線、γ(ガンマ)線、電子線などといった放射線を使用し治療を行います。

気になるのが副作用の出方ですが、放射線治療と副作用は人によって現れ方が違うため、一言では片づけられないのが現状です。

痛みの緩和

痛みの緩和

骨転移したがんに放射線を照射し、痛みをやわらげる方法にも放射線治療が行われます。また、しびれを起こす原因になっている、神経を圧迫するがんの治療も。

治療には一人の主治医だけではなく、放射線診断医・外科医・薬物治療医などあらゆる専門家が意見を交わして行われます。

放射線治療のメリットとデメリット

外科手術を行うと、臓器を摘出したり体の一部を切除したりすることになりますが、放射線治療は切り取ることをせず治療ができる点にメリットがあります。臓器や体をそのまま残すことができれば回復の速さや治療効果の期待がさらにあがることに。

放射線治療と言えばほとんどの方に起こっているのが副作用。放射線を当てた場所に主に起きることが多く照射後すぐに起きることもあれば数年後に起こることもあります。また症状の重さも人によって違うため、中には全く症状が出ない人も。

放射線治療の副作用と対策

全身の疲労感

全身の疲労感

全身の疲労感や倦怠感はよくみられる症状で、疲れやすくなった程度のものからぐったりするほどの疲れまで重さはさまざま。また、体が衰えた、重い、動きがにぶい、やる気が出ないなどと感じることもあります。

治療中に症状が出た場合には、過度な運動は避け症状を感じたときは無理せず休むようにしましょう。また睡眠時間を8時間しっかりとり、無理をする前にこまめに休む習慣づけも必要です。

下痢

下痢

下痢は放射線治療を受けている期間ずっと続く可能性がある症状で、胃や腸など腹部への放射線照射を行うと起こります。というのも、放射線に敏感な大腸や小腸の正常な細胞にも働きかけてしまうためです。

下痢が起きた時には必ず医師に伝え、消化の良い食事と水分補給を心がけて飲み物は固形成分を含まないものを選びましょう。1回の食事を何回かに分けてとることも消化器官に負担をかけない食べ方ができます。

脱毛

脱毛

放射線治療の副作用のひとつとして良く知られているのが脱毛。しかし、全身どの部位に放射線照射しても頭髪が抜けるというわけではなく、頭部へ照射した場合には頭髪が抜けることがあります。もし照射部位が臀部であれば陰毛が抜ける可能性が出てきます。

脱毛が始まる時期は治療開始から2、3週間した頃で、治療をやめれば再び毛は生えてくるように。頭髪の脱毛が心配な時には医療用のウィッグを用意しておく方法もあります。また、洗髪するときは赤ちゃん用シャンプーなど低刺激のものを使い、優しく洗うようにしましょう。

皮膚のかゆみや赤み

皮膚のかゆみや赤み

放射線をあてた部分の肌に、かゆみ・痛み・赤くなる・乾燥するなどといった症状が出ることがあります。これは放射線治療を繰り返し行うことで肌の回復が間に合わないため。

これらの症状が現れた時には肌を強くこすらず、刺激の少ない衣服を着て、入浴の際はぬるめのお湯を使い低刺激の石鹸で体を洗うようにします。塗り薬などは主治医に相談し、処方してもらいましょう。

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