知っておこう!高齢者の熱中症の応急処置のポイント
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知っておこう!高齢者の熱中症の応急処置のポイント

高齢者の熱中症の応急処置を知っていますか? あなたがこれから遭遇する可能性は充分あります。 そんな時に慌てず行動するために是非知っておきたい応急処置のポイントを紹介します。 あなたの行動がお年寄りの命を救うかもしれません。

今年も暑いです!

高齢者の熱中症の応急処置を覚えておきましょう。

猛暑日だけではなく、気温がそれほど高くなくても湿度が高ければ救急搬送は増えます。

そして、高齢者の熱中症にはいくつかの特徴があります。

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高齢者は室内で熱中症に

高齢者は、皮膚の温度センサーの感度が鈍くなるために暑さを感じにくいと言われます。

その上、汗をあまりかかず身体に熱がこもりやすくなっています。さらに、のどの渇きを感じにくい…。

熱中症になりやすい条件が揃った「熱中症弱者」なのです。

エアコン嫌いの高齢者も多いですし、そもそもエアコンなど家電の使い方が分からないということもあります。夜中にトイレに行くのが面倒なので、頻尿にならないように水分摂取を控えたりもします。

このため熱中症による救急搬送の半数を高齢者が占め、炎天下のイメージのある熱中症ですが、室内で熱中症になるのが高齢者に見られる特徴です。

高齢者は室内で熱中症に

室内の応急処置

熱中症を重症化させないためには、早い段階で熱中症に気付いてあげることが大切です。

そして、もし室内の熱中症に遭遇したときに私たちができる応急処置は、まず意識の確認をし、身体を冷やすことです。

服を緩め、冷凍庫や冷蔵庫に冷えているものを薄手のタオル等で包み、太い静脈の通っている首の前の部分、脇の下、足の付け根の3点を冷やします。

体内にゆっくり戻る血液を冷やすことが、効果的に身体を冷やすことにつながります。冷やせるものが何もなければ、着ている服に少し水をかけるのも有効です。

エアコンをつけ、急速に室温を下げましょう。

エアコンをつけ、急速に室温を下げましょう。

外出時に遭遇したら

外出時に熱中症の高齢者に遭遇したら、まず声をかけて意識の確認をしたら、風通しのよい日陰に移動させましょう。

ベルトやボタンなど衣類を緩め、周囲に人がいる場合には、飲み水の提供や自動販売機やコンビニで冷たい飲料を購入してきてもらえるように依頼しましょう。

冷え過ぎにならないようにハンカチ等で包んでから室内と同じように身体の3点を冷やします。

服が濡れるのをためらわず、少し水をかけたり、濡れたタオル等をつけましょう。高齢者をひとりにしないように、周囲の人に強力を求めることがとても大切です。

外出時に遭遇したら

応急処置の大切さ

熱中症の症状は、日本救急医学会の診療ガイドラインでは重症度によりレベルが3段階に分けられています。

めまいや立ちくらみなどが1度、頭痛や嘔吐など2度、意識障害やけいれんが3度と重症度の目安があります。2度ではすぐに医療機関を受診したほうが良いでしょう。3度は早急に救急車を呼びましょう。

1度であっても、どのレベルにおいても、応急処置はとても大切になってきます。たとえ1度のような症状でも軽く見るのではなく、側について応急処置を続けながら見守りましょう。

自分で水が飲めない場合は、意識障害があると疑いましょう。応急処置の間に急変することもあります。

少しでも意識が朦朧としているようであれば迷わず救急車を呼びましょう。

応急処置の大切さ

高齢者だからこその危険がそこに

高齢者の方は、これまで大丈夫だったから自分は大丈夫だ、暑さには強いと自信があるために、高齢者だからこそ必要な対策を取っていないことが多いのです。

もし今後、あなたが熱中症が疑われる場面に出くわしたら、是非これらの応急処置のことを思い出してください。

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