知っていますか?HIVとエイズの違いと正しい知識
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知っていますか?HIVとエイズの違いと正しい知識

”エイズ”は性感染症によって発症する後天性免疫不全を引き起こす病気です。私たちは普段ひとくくりにエイズとしてしまいがちですがHIVとエイズは似て非なる言葉の意味を持ちます。HIVとエイズの違いや性質を知ることでエイズに対する知識を深めましょう。

混同されがちなHIVとエイズ

HIVとエイズのを違い理解していますか?

何かと混同されがちなHIVとエイズの違い。

“エイズ”とはSTD(性感染症)の一種で後天的な免疫不全による疾病と認識されることが多いと思います。

しかし、実はHIVとエイズ(AIDS)は異なる意味を持つ2つの言葉です。

HIVとエイズどちらにしてもほかの性感染症と同じく誰にでもかかる可能性のある病気です。

自分には関係ない・・・と思わずに正しい知識を持ち理解を深めることが大切です。

HIVとは?

HIVはエイズ発症の原因となるウイルスの名称

まず、HIVについてですがHIVは正式名称を「Human Immunodeficiency Virus」、日本名では「ヒト免疫不全ウイルス」といい、エイズ発症の原因となるウイルスの名称です。

HIVの感染が広まった経緯についてはまだ解明されていない部分も多いようですが、現時点では、チンパンジーからの感染が有力とされています。

HIVは本来チンパンジーに影響を与えるウイルスとして存在していましたが、HIVに感染したチンパンジーの肉をアフリカ人が食べたことで初めて人間へ感染、人間同士の性行為による感染や血液感染を介して感染を繰り返し世界中に広まったと考えられています。

日本でHIV感染者が確認されたのは1985年がはじめとされていて現在では1日に約4人が新たにHIVに感染しているとのデータもあります。

エイズウイルスと言われることも多いこのウイルスは、体内に侵入すると少しずつ増殖を繰り返しマクロファージやTリンパ球などの人間が本来持っている免疫細胞に感染し、細菌や様々な病気に対する抵抗力を低下させ免疫不全を引き起こします。

このウイルスの特徴は、感染後すぐに症状が現れることはなく数年から数十年という長い無症状期を経て発症するところです。

エイズ(AIDS)とは?

エイズとはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染によって発症する病気の名称です。

エイズウイルスは感染してもすぐに重大な症状が現れることはありません。

急性期(感染初期)と言われるHIV感染から6週間以内に発熱や咽頭炎、筋肉痛などの症状がみられることがありますが、風邪などの症状と酷似しているため見逃されることがほとんどです。

その後、HIVは数年から数十年の潜伏期間(無症状期)に少しずつ増殖し免疫力を低下させやがてエイズの発症に至ります。

エイズの発症によって健康な人ならば発症する可能性の極めて低い病気や悪性腫瘍(癌など)の発生率が上昇するなど、重大な疾病や症状が現れやすくなり最悪の場合死に至ることもあります。

現代の医学では一度感染したHIVを排除しエイズを完治させることはできません。

しかし、エイズ治療における劇的な進歩によって、エイズの発症を遅らせ長い期間通常通りの生活を送る患者も増えています。

現代医学の進歩により、エイズは死に直結する病気ではなくなっているのです。

エイズの診断

保健所や病院で行われるHIV検査に参加しましょう

エイズの発症が診断されるのは、免疫機能の低下により発症する23種の病気が基準となっています。

HIVの感染が確認されたうえで、定められた23種の病気のうち1つでも発症した時点でエイズと診断されます。

最初にも言いましたが、エイズは誰にでも感染する可能性のある病気です。

また、早期発見、早期治療によって発症を遅らせる可能性が高くなることもわかっています。

自分には関係ない・・・そう思わずに、保健所や病院で行われるHIV検査への積極的な参加を心がけ、異常を感じたときは早めに専門医による診察を受けましょう。

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