糖尿病で透析しているのは10万人以上!意外に大変な透析ライフ
153views

糖尿病で透析しているのは10万人以上!意外に大変な透析ライフ

糖尿病で透析になるということは糖尿病腎症という合併症を発症している場合です。現在では10万人以上の人が糖尿病腎症のために人工透析を受けています。このような糖尿病の合併症を防ぐ為には自身に合った血糖値のコントロール法を早く身につけることが大切です。

糖尿病で透析をするということ

最近のデータで糖尿病で亡くなる人は年間で1万人を超えることがわかっています。

また、現在、糖尿病の人は270万人のうち、人工透析を行っているのは10万人で、この数字は年々増え続けています。

透析が必要になるのは糖尿病の三大合併症の1つである糖尿病腎症の場合です。糖尿病腎症になると不純物や老廃物を濾過する腎臓がうまく機能せず、汚れた血液を体内に巡らせてしまい、様々な体調不良の原因となる他、最悪の場合、死に至ることになります。

人工透析はこの機能しなくなった腎臓の代わりに血液を綺麗にする処置です。導入年齢が割と高齢なこともあるようですが、人工透析を始めて5年以内の生存率は60%などのデータもあるようです。実際、心不全や心筋梗塞を引き起こすリスクが高まるようです。

もちろん、このような数字は統計上のもので全ての人がそうであるとは限りません。中には人工透析を始めてから15年以上生きている人もいます。しかし、糖尿病患者にとって、このような合併症になることは死を覚悟する1つの目安になると言われています。

透析ライフの大変さ

糖尿病で大変なのは透析です。

人工透析を受けることの大変さといえば、その頻度です。

基本的に人工透析は週3日、1回4時間ほどかかります。そのため、人工透析を始めると基本的には3泊以上の旅行には行けません。また、定期的に病院に行く必要があるために正社員になれないことや職種が限られることもあります。

このように生きるために不可欠な透析ですが、実際には透析のために多くの時間や人生の楽しみや選択肢に制限ができるようになります。

なぜ合併症になるまで悪化するのか?

hunger-413685_640

中には糖尿病と診断されたときから医師の言いつけを守って生活していても合併症を発症してしまうことがありますが、多くの糖尿病患者はあまり真剣に食事制限などに取り組まないことが合併症を引き起こす原因と言われています。

なぜ、糖尿病患者は最初から真剣に血糖値の改善や食習慣の改善に取り組まないのでしょうか?その理由として、糖尿病の病気の特徴があります。

一般的な病気の場合には診断される頃には痛みや体に不具合を感じることが多いものですが、糖尿病の場合にはそのような不快症状が少なく、また食事によって痛みを伴うということもありません。

とくに初期の段階では血液検査で血糖値が高いことを指摘されるだけで、本人は病人としての自覚が乏しいようです。そのため、真剣に食事制限に取り組まず、これまで通りの好きな食べ物を食べ続けることになります。その結果、神経痛や透析が必要になるほど悪化することになります。

患者だけでなく医師の指導にも問題がある?

患者側だけに問題があるわけではありません

しかし、糖尿病が悪化する原因には患者側だけに問題があるわけではありません。糖尿病を改善する食事法や治療法が確立されていないことも要因です。

例えば、糖尿病患者には昔ながらの一汁三菜の和食が適している、という意見と食事から炭水化物を減らす「糖質制限食」が有効であるという意見があり、どちらの方がより効果的な食事法なのかという点が曖昧なままです。

この原因には糖尿病になる機序が完全に解明されていないことや、人によって異なる代謝特性(例えば脂質の代謝が苦手、炭水化物の代謝が得意など)を利用した食事指導ができていないことも原因です。中には「血糖値のコントロールはインスリン注射で行うから食事を気にしなくても良い」と行って患者に食事制限を勧めない医師もいます。

いずれにしても、糖尿病患者や糖尿病予備軍の人は糖尿病の症状が少なく、合併症になる前に自身に適した食事法や生活習慣を身につけることが大切です。

PR