可能性はほとんど全身。雨の日の痛みが起こるメカニズム
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可能性はほとんど全身。雨の日の痛みが起こるメカニズム

雨の日の痛みを「天気痛」とか「気象病」と呼びますが、雨の日の痛みが起きうる場所は頭から足まで全身を網羅しています。天気痛がおきやすい場所や天気痛から考えられる病気、そして天気痛が起こるメカニズムをまとめました。

まるで天気予報!?雨の日の痛み

雨の日に体のどこかが痛み出すことはありませんか

雨の日に体のどこかが痛み出すことはありませんか。雨の日の痛みは「天気痛」とか「気象病」とも呼ばれ、多くの人にあることです。
この雨の日の痛みが起きうる場所はほぼ全身を網羅しているといっても過言ではありません。

雨の日に痛みやすい場所

頭痛

雨の日の痛みで多いのが頭痛です。慢性の頭痛を持った人の30%以上は雨の日に発作が起きたり、雨の日に悪化するといわれています。

歯痛

雨の日は歯痛も辛くなります。虫歯を持っている人だけではなく、埋まっている親知らずや、何ら歯の病気を持っていなくても歯痛に悩まされる人もいます。

関節痛

多くの人を悩ませる肩こりや腰痛、膝痛などの関節痛も雨の日に悪化します。元々関節痛を抱えている人や高齢者に多い症状で、雨の日に外出することさえままならない方もいます。

神経痛

肋間神経痛や坐骨神経痛、顔面神経痛などの神経痛はかなり高い確率で雨の日にひどくなります。

痛風

「風が吹くだけで痛い」といわれる痛風ですが、多くの患者さんは雨の日に特に痛みます。また、初めての発作が雨の日だった人も多いのです。

古傷

過去に治った骨折やその他の外傷、外科手術の痕などが雨の日にしくしく痛むことがあり、「古傷が痛むと雨が降る」という天気ことわざにもなっています。

リウマチ

関節リウマチの患者さんのほとんどは雨の日に悪化します。

雨の日の痛みのメカニズム

雨の日の痛みのメカニズムは完全には解明されていませんが、いくつかの要因が指摘されています。これらの要因が組み合わさって雨の日の痛みを呼んでいるのです。

気圧の変化

雨の日は気圧が前日より下がります

雨の日は気圧が前日より下がります。気圧の変化はさまざまな痛みのきっかけを引き起こします。

第一に、低気圧は血管を拡張します。拡張した血管が神経に障り、直接痛みの原因となります。

第二に、低気圧は自律神経を狂わせます。慢性的な痛みは自律神経の失調に起因していることが多くあります。雨天自体は副交感神経を暴走させ、低気圧は交感神経を暴走させます。このストレスで神経が傷つき痛みの原因となるのです。

第三に、低気圧は免疫を暴走させます。ヒスタミンが過剰に分泌され、喘息やアレルギー性鼻炎の症状が強くなったり、関節リウマチの症状が悪化します。

気温の変化

雨は外気温を下げます。痛みの多くは冷えに弱く、これが痛みのきっかけとなることがあります。
特に雨の日に外出すると痛みは余計ひどくなります。

湿度の変化

雨の日の高湿度も痛みによくないものです。湿度が上がると、発汗などの代謝が遅れたり、体内の水分量が過剰になりむくみが神経を圧迫することによって痛みが増すのです。

雨の日の痛み、どう対処する?

帰宅後はお風呂で温まることもおすすめです

まず、原因となる病気があったら普段からその治療をしておくことです。
なるべく雨に濡れない工夫をしたり、帰宅後はお風呂で温まることもおすすめです。痛みそうなところにあらかじめカイロを入れておくのも良いでしょう。

むくみや冷えは痛みを増強しますから、できる範囲での運動も効果的です。ヨガやストレッチは特にお勧めの運動です。

他にはよく睡眠をとっておくことや、お酒やタバコ、カフェインや香辛料などの刺激物をなるべく避けること、ストレスをためないことといった対処もあります。

偏頭痛やリウマチ、痛風など発作の予防薬がある病気もあります。

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