乳がん患者に朗報!保険適用枠拡大で身近になった乳房再建方法とは!?
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乳がん患者に朗報!保険適用枠拡大で身近になった乳房再建方法とは!?

乳がん手術後の乳房再建術は数年前までは自費で、敷居の高いものでした。しかし、近年ではどんどん保健適応範囲が拡大され、今では保険診療でほとんどの乳がんの外科手術後の乳房が再建できます。乳房再建での3とおりの手術時期と2とおりの挿入組織をご説明します。乳がんへの恐怖がやわらぐかもしれません。

保険適用拡大で乳がん患者の乳房再建が身近に

乳房を失うことは女性にとって大きなコンプレックスとなりますがんがせっかく治っても…。
命が助かっても乳房を失ってしまったり大きさや形が崩れてしまうことは女性にとって大きなコンプレックスとなります。異性の目だけではなく、自分のアイデンティティにかかわります。同性の目が気になったり、子供や孫とのお風呂、温泉旅行や海水浴などでも引け目を感じる人が多いものです。
失った乳房を再建することは以前から可能でしたが、インプラントの挿入などはあくまでも自費診療でした。費用も100万円以上かかり、乳がんで経済的にも苦しくなった一般の庶民が望むことは贅沢なことでした。
しかし、乳房再建術の保険適用が拡大され、今では多くの乳がん患者が望むとおりの乳房再建を選択することができるようになりました。

3×2種類ある乳房の再建方法

乳房の再建の流れは3通りあります。
また、乳房再建で入れる組織には2通りあります。
切除範囲や残せる組織、再発の可能性などによってどの方法が適切かは変わりますが、これらの組み合わせで現代では保険でほとんどのステージの乳がんや、ほとんどの大きさや形の乳房に対応した乳房再建ができるようになりました。

パターン1・一次一期再建

乳がんの手術と一緒に乳房再建の手術も行なう一次一期再建とは、同時再建とも言われ、乳がんの手術と一緒に乳房再建の手術も終えてしまう方法です。
一度も乳房を失わずに済むため、心理的不安が少なく、乳がんと診断された方に人気の高い方法です。手術が1回なので、本人の身体的、経済的な負担も少なく済みます。
デメリットは、乳腺のみの摘出で済む乳がんでなくてはできないことです。また、乳がんと同時に手術しなくてはならないので、乳がんを診られる外科医と、再建のできる形成外科医の両方いる大きな病院でしかできません。また、乳がんの手術前に再建まで含めてよく検討する必要があります。1回の手術で再建してしまうので望む大きさや形が得られないこともあります。

パターン2・二次一期再建

乳がんの手術と、乳房再建術を日をおいて別々にする方法です。
日をおいて手術から落ち着いたり他の治療をした後に再建手術を受けることができます。地元の病院で乳がん手術を受けて、形成外科のある大きな病院や形成外科専門病院で再建手術をすることも可能です。

パターン3・二期再建

近年主流になっている乳房再建が二期再建です。
乳がんの手術と同時に、乳腺を取った乳房の皮膚を拡張するエクスパンダーを挿入します。
後日、皮膚が健康な乳房と同様に伸びたところで、中に人工乳房や自家組織を入れるのです。
この方法だと、乳房を失った期間がなく、時間をかけて皮膚を伸ばすために自然で綺麗なバストを取り戻せます。1回で手術すると元々の胸が大きかった方はもう片方の乳房と大きさを揃えることが難しいものですが、二期再建なら大きなバストにも対応できます。

組織1・自家組織

自分の脂肪や皮膚で乳房再建をする方法です。
自家組織なので合併症が少なく、柔らかく自然です。しかし、手術時間が長い、自家組織を採取するところにまで傷跡がのこってしまう、大きさや形をそろえるのが難しいというデメリットもあります。

組織2・人工乳房

シリコンのインプラントを挿入する方法も保険適用になりましたシリコンのインプラントを挿入する方法も保険適用になりました。
メリットは手術が短期間で傷が少なく、大きさや形が思い通りに綺麗につくりやすいということです。
しかし、感染症やアレルギーなどの合併症の危険性や、年齢を重ねると硬く不自然になりやすいというデメリットがあります。

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