乳がんの遺伝ってあるの?乳がんのリスクとは
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乳がんの遺伝ってあるの?乳がんのリスクとは

ハリウッド女優のアンジョリーナ・ジョリーが乳がんの遺伝を危惧して切除手術をしたニュースは世界中で話題になりました。彼女は遺伝的リスクを考えて勇気がいる手術に踏み切りました。乳がんの遺伝リスクとどう向き合うか考えましょう。

おさえておこう!!乳がんの基礎知識

乳がんの基礎知識

乳がんの現状

日本で乳がんの診断を受ける女性は1年間に4万人。生涯で乳がんになるリスクは日本人の場合14人に1人といわれています。しかも日本の乳がん患者は増加。死亡数も増えています。がんの部位別の割合でいえば女性に一番多いがんが乳がんです。乳がんは乳腺にできてしまうがん。まれに男性もかかります。

乳がんは早期発見が大切

乳がんは早期発見が大切

がん細胞は増殖し広範囲に転移します。治療を怠ると周囲の組織に広がり、血液やリンパ管を通じて骨や肺など臓器に転移することもあります。こういった事態を防ぐためには治療は早期にすすめましょう。乳がんは早期発見で適切な治療を受ければ9割以上は治ります。治療法も進歩しているので手術による負担も少なくなっています。

乳がんのリスクが高い人とは

初潮が早かった人や閉経が遅い人、出産経験がない人は乳がんのリスクが高いといわれています。これは女性ホルモンが出ている期間が長いことが理由。さらに肥満や喫煙、ホルモン剤などが関与しているとも考えられています。気になるのが家族に乳がん患者がいる場合です。

知っておきたい乳がんの遺伝について

知っておきたい乳がんの遺伝について

遺伝性の乳がん

家族に乳がんになった人がいると乳がんになりやすいという話はよく聞かれます。

事実、乳がんの中には遺伝が原因になるものがあります。乳がんの遺伝の原因と考えられるのがBRCA1とBRCA2という二つの遺伝子です。この遺伝子があるから必ず発症するわけではありません。ただし乳がんのリスクは高いといえるでしょう。

遺伝性乳がんのリスク

乳がんはいろいろな要因が関与して発生します。

その中で遺伝が原因となる乳がんは全体の5パーセント。少なく感じるかもしれませんが、これはがん全体を見たときの話。がん変異遺伝子を受け継いだ人に限るとBRCA1の変形を持つ女性の65パーセント、BRCA2の場合は45パーセントの可能性があると報告されています。

遺伝性乳がんを判断する基準

自分の家系が乳がんのリスクが高いか判断する基準も定められています。①自分を含めた親、兄弟、自分の子どもの中に3人以上乳がんの患者がいる②①の乳がん該当者が二人以上で次の基準に該当する。40歳未満で発症している、両側乳がん患者、他の臓器のがんを合併、男性乳がん。これらの基準を目安として考えましょう。

遺伝性乳がんかもしれない…そう思ったら

遺伝性乳がんかもしれない…そう思ったら

まずは検診を

乳がんの初期の段階では触ってもしこりが確認できません。

そのため初期の乳がんは見つけるのが困難です。身体のシグナルがないため定期的な検診が重要になります。乳がん検診では主にマンモグラフィと超音波検査がおこなわれます。地方自治体でも乳がん検診が無料で受けられるクーポンを配布しています。不安に感じる人は早めに検診を受けましょう。

心配がある人は遺伝子検査を

心配がある人は遺伝子検査を

乳がんになった家族がいるし、どれだけのリスクがあるのか知りたい!そのように考える人も多いと思います。遺伝子検査をすることで乳がんのリスクを把握することができます。遺伝子検査は保険適用外。20~40万円の自己負担になってしまいます。

さらに考えなくてはいけないのは心理的負担。自分だけでなく自分の子どものリスクも考えてしまうでしょう。遺伝子検査は乳がんだけでなく様々な情報を与えてくれます。しかし、知ることのリスクも考えてから利用しなくてはいけません。

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