乳がんの再発はいつまで?再発したらどうなるの?防止策は?
112views

乳がんの再発はいつまで?再発したらどうなるの?防止策は?

乳がんは生命予後の良いがんの一つですが、心配なのは再発です。乳がんの再発は5年まで?再発は生命予後が悪いって本当?再発の種類は?などの疑問にお答えします。また、再発のリスクを下げるために必要な知識をお伝えします。

乳がんの再発、心配は5年まで?

乳がんの再発、心配は5年まで?

乳がんの治療後、がんが再発する確率は、20%~30%といわれています。

心配な乳がんの再発ですが、再発の80%は術後5年間に集中しています。その中でも、術後3年までが特に再発の多い期間です。よく言われる「乳がんの再発は5年経ったら一安心」という格言には根拠があるのです。

しかし、再発のうち20%くらいは5年以降に起こるのでまったく何もしなくてよいとは言えません。

乳がんの再発とは

乳がんの再発というのは、乳がんの手術や薬物療法などで取りきれなかった小さながんが後になって成長してくることを指します。まったく関係ないがんに再びかかることは再発とは呼びません。

再発がんは予後が悪いって本当?

一般的に、再発や転移は予後がよくないとされ、再発、転移がんの5年生存率は50%ともいわれています。

しかし、乳がんは元々、治癒率の高いがんで、5年生存率は80%を超えます。再発がんであっても、局所再発の場合は高い確率で治癒を目指せます。

局所再発と遠隔転移

局所再発と遠隔転移

乳がんの再発には局所再発と遠隔転移があります。

局所再発とはがんになった乳房やリンパに再びがんが形成されることです。ほとんどのケースで再手術を行い、予後は普通の乳がんと変わりません。つまり、多くのケースで高い生存率が望めます。

遠隔転移とは、乳房とは関係ない、骨や肺、脳などにがんが再発してしまったことを指します。遠隔転移の場合は、その部位だけではなく全身にがんがばら撒かれていることが予想され、完治は非常に困難です。

遠隔転移の場合は治癒よりも、QOL(生活の質)をなるべく下げずに、生存を図る治療が行われます。乳がんの遠隔転移の場合は再発後5年、10年と生きられる患者さんも少なくありません。

乳がんの再発を防ぐには

乳がんの再発を防ぐには

乳がんの再発を防ぐ第一の方法は、最初のがんの早期発見、早期治療です。ステージ1の乳がんの再発率は10%以下ですが、ステージ2の乳がんですと30%~40%、ステージ3以降は再発率50%を超すようになります。

最初のがんの治療

乳がんの再発防止に大切なもう一つの条件は、最初のがんの治療を標準治療でしっかりがんばることです。

乳がんの術後は取り残したがんを治す補助療法が行われます。多くの場合は化学療法で、3週間おきに決められた量の抗がん剤を投与します。乳がんに使われる抗がん剤の副作用は抗がん剤の中でも辛い方で、ついがんばれなくなってしまいます。また、病院側でも量を減らしたり、間隔を開けても良いとする病院もあります。民間療法なども気になってきますね。

しかし、本当に再発を防ぎたいのであれば、標準治療のとおりにしっかりがんばることが一番可能性を上げます。

食生活や生活習慣で再発は防げる?

食生活や生活習慣で再発は防げる?

食生活や生活習慣の改善で乳がんの再発を防ぐことはできるのでしょうか。

民間療法やインターネットの掲示板などで極端な食事制限や、サプリなどを勧めるところもあります。肥満と過剰な脂肪摂取は乳がんの再発率のリスクを1.5倍程度に高めます。ですから、食事やできる範囲の運動など、ある程度の節制をすることも大切でしょう。ただ、標準治療を差し置いて無理をしたり妄信することは良くありません。

生活習慣を見直し、無理のない範囲で節制することが再発のリスクを下げる可能性があります。ただし、ホルモン療法を行っている場合は副作用で太りやすくなりますので、少しがんばることが必要になることもあります。

PR