妊娠で尿路感染症になりやすい理由とは?妊娠中の予防法と治療法
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妊娠で尿路感染症になりやすい理由とは?妊娠中の予防法と治療法

妊娠で尿路感染症を発症するケースは多く、治療しても再発しやすいのが特徴です。放置すると胎児に悪影響があり早産の危険もあるため、早期に発見して早期に治療する必要があります。妊娠中の予防法と主な治療法についてご紹介します。

妊娠で尿路感染症を発症しやすい理由とは

妊娠で尿路感染症を発症しやすい理由とは

妊娠で尿路感染症にかかるケースは多く、癖になりやすいため再発の確率が高いのが特徴で、原因は尿停滞によるものです。

尿は腎臓で作られますが、尿管から膀胱を通して尿道から排泄されます。尿停滞はその流れが滞ることを言いますが、主な原因として尿路結石や尿管に出来た腫瘍、または圧迫されることが挙げられます。妊娠で分泌される女性ホルモンの影響で尿管が拡張されると同時に膨らんだ子宮により尿管が圧迫され、尿を腎盂から膀胱のほうへ運び込む働きが停滞するため発症しやすくなるのです。

尿に菌が増殖しても症状がないにことを無症候性細菌尿と言いますが、妊娠すると起りやすく、膀胱炎や腎盂腎炎の引き金となってしまいます。妊娠で尿路感染症を発症しやすいのはこうした複数の要因が重なることが原因なのです。

尿路感染症の基礎情報

尿路感染症の基礎情報

尿路感染症は炎症を起こす場所によって名前が変わります。尿路とは腎盂、尿管、膀胱、尿道がありますが、例えば膀胱で炎症を起こした場合膀胱炎と呼ばれる、尿道の場合尿道炎、腎盂の場合腎盂腎炎と呼ばれます。

尿が最後に通る尿道が最初に炎症を起こしやすく、尿道炎を予防すれば膀胱炎や腎盂腎炎も予防できるので、シグナルを見落とさないようにすることが肝心です。尿道炎になると排尿時に痛みを伴い、尿道が腫れて膿があるなどの症状がありますが、必ずしも症状があるとは限らないため感染の発見が遅れる場合があります。

妊娠した女性の多くが膀胱炎を経験しますが、妊娠していなくても女性がかかりやすいのが特徴です。症状としては、下腹部に鈍痛があります。排尿するほどの量がなくても尿意があり、排尿時に痛みを感じることもあります。尿の色が健康時に比べてにごっているため、膀胱炎であることを認識しやすいのが特徴です。

腎盂腎炎は妊娠後期に発症しやすく、発熱を伴い背中に痛みがあるのが特徴です。吐き気を伴うため、これらの症状がある場合は直ぐに医師に診てもらう必要があります。膀胱炎を放置することで発症しやすくなるため、膀胱炎を早期に治療することで予防できます。

妊娠で尿路感染症した場合の治療法と主な予防法

妊娠で尿路感染症した場合の治療法と主な予防法

炎症を起こしている部位によって治療は異なります。膀胱炎の場合は抗生物質の服用で簡単に治りますが、妊娠中は薬の種類が限られているため、受診時は妊娠していることを伝える必要があります。途中で服用をやめることでぶり返す可能性があるので、医師の指示に従って、決められた期間内は飲み続けることが重要です。

腎盂腎炎の場合も同様に抗生物質の服用が一般的ですが、重症化すると点滴による薬の投与のため入院するケースもあります。尿路感染症は再発しやすいため、治癒しても定期的に検査を受ける必要があるため、通院を余儀なくされます。

腎盂腎炎を予防するのは膀胱炎の段階でしっかり治療することです。膀胱炎を予防するためには、水分をしっかり摂って膀胱を尿で満たし、菌を膀胱内で繁殖させないことです。最もいけないのはトイレを我慢することです。尿意を感じたら直ぐにトイレに行くことが肝要です。排便時に便が陰部や尿路に触れないよう、後ろから拭き取るなど工夫が必要です。

菌の繁殖は抵抗力が低下していることも原因の一つです。睡眠不足にならない様に注意し、高たんぱく低カロリーの食事を心がけ、運動不足にならない様に気を配ることで発症を防ぐことが出来るのです。

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