【ジカ熱】リオオリンピックも危険?要注意の海外旅行で流行している病気
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【ジカ熱】リオオリンピックも危険?要注意の海外旅行で流行している病気

今、海外旅行で流行している病気として注目されているのは、なんといってもジカ熱ですね。一昨年同じく蚊を媒介して感染するデング熱の日本国内侵入、拡大で話題になりましたが、今回はどう?ジカ熱について、調べてみました。

ジカ熱って、他人事?

WHO≪世界保健機関≫が、2016年末までに中南米だけで、感染者が400万人に達すると予測しているジカ熱。「国際的な公衆衛生上の緊急事態宣言」も発せられ、マスコミも連日取り上げていますが、まだまだ日本では、遠い海外で流行している病気、という認識で他人事な感じですね。でもこれだけ交通機関の発達した現代では、あらゆる事態を想定しておいた方がいいですね。

ジカ熱とは?

ジカ熱やデング熱も運ぶヒトスジシマカ

ジカ熱とは、「ジカウイルス感染症」のことで、ネッタイシマカやヒトスジシマカを介してウイルスに感染します。2014年に日本でも発症例が報告されたデング熱と同じで、ネッタイシマカの生息地域は日本では限定的ですが、ヒトスジシマカは広い地域に生息しています。代々木公園が閉鎖されたことを思い出しますね。ジカウイルスは1947年にアフリカのウガンダで発見され、その地名にちなんで命名されています。

アフリカ ウガンダの森林

感染ルートは?

蚊が媒介するほかに輸血や性交渉で感染した例が報告されていますが、まずは蚊に刺されないことが一番です。

ジカ熱の症状は?

ジカウイルスを持った蚊に刺され、感染すると、2~12日間の潜伏期間ののち、38.5度以下の発熱や頭痛、発疹、下痢などが2日から1週間続きます。目の充血や関節痛、筋肉痛、手足のむくみなどがみられることもありますが、デング熱と違い重症化することはほとんどありません。しかしながら、感染した妊婦からは、小頭症の子どもが生まれている実態があり、関連性が疑われ、特に妊婦に対して注意喚起がされています。ワクチンや治療薬は開発されておらず、対症療法のみの治療になります。製薬会社は研究開発に乗り出してはいますが、ワクチンの完成には2~3年かかるとみられています。

ブラジルは大丈夫?オリンピックは?

オリンピック、パラリンピックが予定されているブラジルで感染例が広がっており、危機感が募っています。特に、ブラジル北東部では、通常の10倍以上の小頭症の赤ちゃんが受診しており、そのお母さんたちの聞き取りでは、妊娠初期に発熱や発疹があったことが確認されています。日本政府は妊婦に、ジカ熱が流行している地域への渡航者を控えるように発表し、また、妊婦以外でも、日本へのウイルス持ち込みを防ぐため、長袖、長ズボンの着用、虫よけなどの使用を推奨しています。ジカ熱は8割ほどは無症状だということもあり、感染したことを知らずに国内に持ち込んでしまうこともあるので、帰国後しばらくは経過観察が必要です。日本でも2016年1月には、感染症法に基づく四類感染症と認定され、感染者は保健所に届けるように義務づけされました。ちなみに四類感染症には、マラリアや黄熱、狂犬病、日本脳炎、ボツリヌス症、レジオネラ症などがあり、動物や飲食物などを介して人に感染し、健康に影響を与えるおそれがある感染症を指します。

長袖、長ズボンの着用や虫よけなどを使用して感染予防を

過剰反応?妊娠してはいけない?

日本では、まだ他人事のような雰囲気ですが、ブラジル、コロンビアなどでは、流行地域では半年から1年は妊娠を控えるように呼びかけているとか。

日本での対策は?

日本で最初の感染例としては、今回の大流行以前、2013年にボラボラ島に滞在していた男女2人が、現地で感染し、帰国後に発症しています。今回の大流行の流れでの日本での感染例は報告されていませんが、媒介する蚊は日本にも生息しているので、暖かくなってくると心配になってきます。デング熱のときと同様に、蚊は身近で増加させないように雨水をためない、やぶには近づかないなど気を付けましょう。ネッタイシマカは、都市部に生息し、ヒトスジシマカは、墓地、公園、竹藪、雑木林に生息しますが、どちらも古タイヤ、バケツ、空き缶、植木鉢などの人工容器のほか、公共施設などに多数存在する雨水マスなどで繁殖するので、最近では都市部でも増えています。蚊が刺すピークは早朝と夕方ですが、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカも日中も吸血する蚊です。

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