乳房や乳首の痛みは、ホルモンバランスによるもの?更年期の症状?
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乳房や乳首の痛みは、ホルモンバランスによるもの?更年期の症状?

乳房や乳首の痛みのほとんどは、ホルモンバランスが影響しているもので、思春期の成長期や生理前後、そして更年期の症状として現れます。特に多いのは、更年期にさしかかった女性に、生理前に感じていたような乳房のハリや、これまでになかった乳首の痛みが出る症状です。

乳首の痛みの原因は、年代によって違います。

思春期や、20~30代の乳首の痛みの原因。

思春期や、20~30代の乳首の痛み

乳房や乳首の痛みは、様々な年代の女性が感じるものですが、年代によりその原因は異なります。

思春期の女性の乳房や乳首の痛みは、成長痛と考えていいでしょう。身体の成長により、ホルモンバランスが変化し、乳腺も発達して乳房が大きくなり始めるときには、乳首のまわりにしこりができて固くなり、痛みを感じることが多いものです。
また、乳首はデリケートな部分ですので、乳房や乳房の成長の過程で、洋服との接触により痛みを感じることもあります。

20~30代の女性の乳首の痛みは、生理前に感じるものが多く、乳房のハリとともに普段は感じることのないような乳首の痛みを感じることがあります。
思春期や20~30代の女性が感じるこのような乳首の痛みは、女性ホルモンの影響によるものですから、20~30代の女性が、生理後もずっと乳房や乳首の痛みが続いたり、乳頭から分泌物があったり、乳房や乳首にしこりを感じたりすることがなければ特に心配することはないでしょう。

更年期の乳首の痛みの原因。

更年期の乳首の痛み

更年期は、45歳~55歳くらいの閉経を迎える前後の時期を指しますが、この時期には様々な体調の変化が現れるものです。閉経に向かって生理が不順になり、その他にもほてり、のぼせ、めまいなどの身体症状が出たり、精神的にうつ状態になることもあると言われています。
また、ホルモンバランスが乱れることによって起こる乳房や乳首の痛みも更年期の身体症状の一つで、乳首の痛みだけでなく、乳房のハリを感じる人もあるようです。

また、更年期を迎える年代になると、周囲で乳がんなどの病気にかかる人が多くなることもあり、それを不安に思うことで痛みを感じる気がするという、精神的なストレスが痛みの原因となることもあるようです。

乳首の痛みが病気による原因である場合。

乳腺炎や、乳がんの症状であることも。

どの年代でも、乳首の痛みはホルモンバランスの影響であることが多いですが、中には重大な病気の症状であることもあります。

乳房や乳首の痛みの症状から考えられる病気としては、乳腺炎、乳がん、バジェット病などがありますが、特に後者2つは生命をも脅かす可能性のある病気です。乳房や乳首の痛みとともに、乳房や乳首にしこりができることがありますが、これには良性と悪性のものがありますから、しこりがあれば必ず乳がんというわけではありません。

定期的に乳がん検診を受けておくようにしたい

このような乳房や乳首のしこりは、自分で発見できることもありますから、1ヶ月に1度くらいの頻度で、定期的に自分で乳房を丁寧に触ってみてチェックするようにしましょう。万が一、乳房や乳首にしこりを見つけたときは、すぐに乳腺外科を受診することが大切です。

気になる症状を抱えたまま、不安な日々を過ごすのは、ストレスが原因となる他の病気を引き起こしかねません。検査の結果、病気が見つからなければ、それだけで安心できるはずです。
特に閉経前後の更年期は、大きな病気にかかりやすい時期でもあり、また様々な症状を更年期として片づけてしまいがちです。できれば乳房や乳首に特に痛みがない場合でも、定期的に乳がん検診を受けておくようにしたいものです。

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